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Food Factsは日本のメディアが報道しない真相について日本国民に情報提供をするプロジェクトです。

他国のメディアではすでに畜産農業が私たちの健康や環境に悲惨な影響を犯している科学的研究結果が大きく取り上げられている中、日本のメディアでは取り上げられず知っている人も少ない状況です。

Food Factsでは世界中のメディアが取り上げている真相を日本語訳にすることによって、日本国民の皆さんに知るべき情報を提供していくことが私たちのゴールです。皆さんの健康のためにも、地球のためにも。

気候大災害を防ぐのに私たちには残り8年しかない、と国連(UN)は警告している。

2018年10月8日、最新の報告書が気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によって公表された。

IPCCは史上初めて政府と国民に2℃の温度上昇によって地球が破滅的な状態になると警告した。温暖化を1.5℃内に抑えるために生活のスタイル変えるという前代未聞の要求を人々に促した。たったの0.5℃による温度上昇の変化でさえ、何億人もの人命に係わる干ばつ、猛暑、洪水、貧困を及ぼすことになる。

2℃の温度上昇によって、猛暑がさらに厳しくなり熱中症による死亡は一般的になり、また山火事もさらに増えるだろう。海水が上昇することによって1000万人以上の人々の生命に影響を及ぼし、また同様に50%以上の人々が水ストレスにさらされる。

“この気候変動は一度超えると元には戻れない境界線である。
我々人類は、今こそ行動に移さなければいけない、と言われているのではないのだろうか。とワーキンググループの
共同議長デブラ・ロバートは言う。”

最も最悪の状況が約束されているのは自然界である。1.5℃の温度上昇に比べ、2℃の温度上昇では昆虫や極めて重要な作物受粉は半分の生息地を失い、そして植物はその2倍失うと言われている。2℃の温度上昇によって99%のサンゴ礁が失われ、1.5℃の温度上昇では10%は救うことが出来る。

現在のペースでいくと2040年までに地球の温度は2.7度上昇すると言われている。
もしも温暖化を1.5度内に抑えることができるのならば、一刻も早く思い切った行動をとることが必要だ。
今行動に移すことをしなければ、人類は成功するかもわからない、もしくは悪影響を及ぼす可能性がある地球光学技術を利用することになる。

温度上昇を1.5度内に抑えるために私たちができる4つの方法がある。
それぞれ4つの方法には至急森林伐採を停止することと、森林再生が必要不可欠とされる。森林は炭素吸収源の役割があるが、伐採されることによって多量の炭素を排出する。

“未来の地球の気候は未来の森林と密接に結びついている。”

現在私たちの森林は人間が生み出した1/4の炭素を吸収している。森林を失うことは3兆トンもの二酸化炭素を空気中に放つことになるのだ。これは全ての石油とガス貯蔵量をはるかに超える排出量だ。
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の科学者たちは、2075年ではなく2050年までに世界のリーダー達がカーボンニュートリアルの世界を作っていく道徳的責任があると述べた。

2030年までに排出量を45%削減する必要がある。しかしながら、政府だけでこの目標を達成することは出来ない。国連特使のメアリー・ロビンソンは言う。

”もちろん政府が責任をもって行動に移すことは大事なことではあるが、私たち国民、一人一人が出来ることをしていかなければいけない”

アメリカのトランプ政権に加えてさらに残念なことに、ブラジル大統領ジャイール・ボルソナーロはパリ協定から退会すること、そしてアマゾン森林に農業関連産業を受け入れることを約束している。
アマゾン森林伐採の多くは私たちの肉への食欲を満たすために行われている。
肉を多く含む食事は菜食に比べ3~18倍より広い土地を使用する。温暖化を1.5度内に抑えるためには、肉と乳製品の消費を削減することが必要不可欠だ。

私たちに何が出来るか?

輸送機関:旅行は控え、特に飛行機での移動は制限をかけるべきである。公共交通機関をよりよく利用し、車シェアや電気車をより使用するよう努めていくべきである。

建物:エアコンやヒーターの利用を最小限にし、必要がない時はオフ。

食:2.0ºc度内の目標を達成するためには、全世界の肉の消費量を90%減少させなければならない。裕福な国ほど最も減少させていくべきである。

生物多様性の損失

気候危機への影響に加えて、畜産はまた、森林破壊、河川や海洋の汚染、野生生物の破壊を通じて、私たちの生態系に大混乱をもたらしています。世界自然保護基金(WWF)は、すべての野生生物の損失の60%が肉を食べることによるものであると述べています。さらに、海の魚の90%以上が乱獲されており、完全に崩壊するリスクがあります。調査によると、2048年までに魚のいない海の現実に直面すると推定されています。

明らかな事は私たちがあまりにも時間を無駄にしてきたこと、そして私たちの政府の行動が遅すぎるということだ。
私たちの子供達、またその子供達が将来、干ばつ・猛暑・洪水・そして飢えに苦しまずに済むように、今、私たちが行動すべきなのではないのだろうか、手遅れになる前に。

情報源

https://www.commondreams.org/news/2018/10/08/un-experts-warn-climate-catastrophe-2040-without-rapid-and-unprecedented-global

https://www.theguardian.com/environment/2018/oct/08/global-warming-must-not-exceed-15c-warns-landmark-un-report

https://www.theguardian.com/environment/2018/oct/08/world-leaders-have-moral-obligation-to-act-after-un-climate-report

https://www.nationalgeographic.com/environment/2018/10/ipcc-report-climate-change-impacts-forests-emissions

https://www.theguardian.com/environment/2018/oct/10/huge-reduction-in-meat-eating-essential-to-avoid-climate-breakdown

https://www.ecowatch.com/biodiversity-meat-wwf-2493305671.html#:~:text=In%20all%2C%20meat%2Dbased%20diets,Williamson%20explained%20to%20the%20Guardian.

https://www.nationalgeographic.com/animals/2006/11/seafood-biodiversity/#:~:text=Unless%20humans%20act%20now%2C%20seafood,humans%20consume%20have%20already%20crashed.