「畜産農業は地球を苦しめ、私たち人間を病気にさせる。今こそ行動すべき」
もしも次世代に壮大な国立公園に綺麗な空気と水を残したいと願うなら、私たちは国のリーダー達に食による環境問題について取り組むよう圧力をかけていかなければならない。James Cameron & Suzy Amis Cameron (ジェームス・キャメロン&スージー・エイミス・キャメロン)
食肉・卵・牛乳用に家畜を飼育することによって、14.5%もの温室効果ガスの排出が発生する。
集団意見では食が環境に及ぼす影響のリスクについて話し合うということは、我々にとって何かとても親密な物を奪われてしまうのではという考えに行き詰まる人が多い。がしかし、それは全くの逆である。食を見直すことは私たちに希望を与え、地球の未来がどのようになるかの選択権利を与えてくれるのだ。私たちは地域のリーダー達、市長や学校長、病院長などに食の選択肢拡大について要請していく必要がある。
CO2排出量の削減目標を達成するためには我々は単に食肉・乳製品を減らし、より多くの植物性食品の選択肢をフードシステムに取り入れれば良いのである。
月曜・火曜とシカゴ市は気候問題に対し、各市が取り組むべき解決策について世界首長誓約サミットを主催。取り組みとして、食による気候問題の影響を減少させることが最も重要な戦略法であるとされた。
畜産農業は地球を苦しめている。見て見ぬふりをするのが長ければ長いほど、水域や生息地の保護や貴重な天然資源を追跡し続けることが難しくなる。
食肉、卵、牛乳用に家畜を飼育することで、14.5%もの温室効果ガス排出が発生する、それは世界第二位で、全ての輸送機関を合わせたものから出る排出量よりもさらに多い数値である。
また畜産農業は農地の70%もの土地を使用し、それは森林伐採、生物多様性の喪失、そして水質汚染などの主な原因になっている。
さらに、肉や乳製品の摂りすぎは心臓病、Ⅱ型糖尿病、いくつかの主要な癌(乳がん・肝臓がん・前立腺がんも含む)、肥満を引き起こすリスクを非常に高める。
イエール大学予防調査センターのデイビッド・ケイズによると、人間の健康にとって最適の食事法はホールプラントベースである、とのことだ。
can’t see the forest for the bacon?ベーコンを見て森を見ず??
状況をよく把握できない?
CO2排出量の削減目標を達成するために、単に食肉・乳製品の摂取を減らし、より多くの植物性食品の選択肢をフードシステムに取り入れれば良いだけだ、が真実を受け入れるのは難しいことなのかもしれない。
しかしこれは一人一人の行動で始めることができる。
5年前私たち家族は気候変動に対し絶望的で、何をすれば良いのかわからなかった。だが、畜産農業が環境に及ぼす影響と、栄養学の真実を知った時、希望が見えた。自分たちに出来ることが明確になったから。
必要規模の変革を起こすことは、個人の選択だけでは足りない。気候変動リーダーたちを引き入れなければならない。市や国が購買力を使ってバスなどをディーゼルから電気エネルギーへと移行をしたように、食に関しても同じことをする必要がある。実際に私たち自身、地域の力でカルフォルニア、カラバサスにあるmuse学校の
給食献立の推進をしました。それにアヴァターの映画の中でもプラントベースのメニューがありましたよね。
このように取り組みを拡大することは大きな影響を与えてくれます、例えば、アメリカ合衆国だけでも肉の消費量を半分に減らしたら、260,000,000もの車が路上からいなくなるのと同等です。どうです?希望が見えませんか。
意思決定をし行動に移すことは、健康に良く、手軽な価格で、気候を配慮した食の選択肢への入手方法を拡大し、私たちにより良い食事をしやすくしてくれる。
全国にわたって、市や学校が環境、健康、そして公正労働基準を含めた食購買ポリシーを採用しはじめている。最近ではシカゴ市がこの食購買プログラム(Good Food Purchasing Program)を採用し、サミットで解決策に重点を置き削減目標達成にむかって食の在り方を話合うのにパーフェクトな場所になった。化石燃料について話合うのと同じように私たちは畜産農業についても話し合っていくべきである。さもなくば問題の大部分を見失い、解決策も見つからないだろう。
そもそも食は個人的なことだ。 ホリデーには不可欠なものだし、スポーツ選手や長時間労働者のエネルギー源にもなれば、妊産婦や育ちざかりの子供たちを養ってくれる。
そして、そう、アメリカ人は肉とチーズが大好きだ。でもそれ以上に私たちは壮大な国立公園や家族で行くビーチ休暇、そして私たちの子供や孫たちのための綺麗な空気と水が大好きである。